和楽居（わらい）とべ
隠れ家気分で旨い料理に舌鼓

宇都宮市内の住宅地の一角に、旬の季節料理が味わえる「和楽居とべ」がある。

和楽居の意味をオーナーに尋ねると、「和食を気楽に店に居て味わってほしい」とのこと。なるほど、お店づくりは家庭的で気取らない雰囲気。でもそんな雰囲気とはうらはらに、オーナーは日本料理の世界で長年厳しい修業を積んだ実績のある実力派、本格料理人である。



食道楽のみやこ京都で、特に厳しいと言われる日本料理の業界で十二年間過ごし、宇都宮のみやこで十九年間料理長として腕を揮った後、満を持して独立を果たしたのです。おすすめは、何といっても季節ごとの新鮮な食材を活かしたコース料理。

リーズナブルな価格で味わうことができ、毎回メニューが変わるのもうれしいところ。
オーナーの粋な計らいでコース料理のみ、土鍋でお米を炊き上げた、アツアツの炊き立てごはんが食べられる。（ただし二名様から） もちろん一品料理もあるので、おいしいお酒とともに季節の味を愉しむこともできる。

中でも、豪快なのは、丸々一本の穴子のてんぷら。衣のサクサク感と、脂ののった穴子とのハーモニーが･･･これはもう絶品。

近頃、おいしい和食を食べると「日本に生まれてよかったぁ･･･」とつくづく思う私、年を取った証拠でしょうか